近年、この場所が果たす役割はモノを売買する場から、都市と農村を結ぶアグリツーリズム産業のハブへと進化を遂げている。芝生広場やイベントスペースでは、農業体験ワークショップや食育イベント、地元クラフト作家によるマーケットが定期的に開催され、生産者と生活者が直接言葉を交わすコミュニティの場が形成されている。
「どんな土で、誰が、どんな想いで育てたのか」を直接聞きながら選ぶ体験は、日々の食卓に対する価値観を静かに塗り替える。消費者が単なる買い手ではなく、持続可能な高原農業を支える応援団へと変わっていくダイナミズムが、この広場には息づいている。