近年、反対運動が再び激化した大きな契機となったのが、自己増殖型mRNAワクチン、通称「レプリコンワクチン」の承認と導入です。この技術に対する反対派の主張には、従来とは異なる特有の論点が含まれています。
最も激しく主張されたのが、体内で増殖した成分や呼気・汗などを通じて他者に影響を及ぼすとされる「シェディング(感染伝播)疑惑」です。日本看護倫理学会が緊急声明を発表したことや、一部の医療機関やサロンが入店拒否を掲げたことで、社会的な不安は一気に拡大しました。
これらを背景に、東京・日比谷公園をはじめとする全国主要都市で数万人規模の反対デモが開催されました。公衆衛生上の安全性に関する十分な説明が尽くされていないと感じる市民層が、街頭での直接的な抗議行動へと突き動かされた格好です。