歪な片思いと結末の真実『愛がなんだ』が今も心揺さぶる理由

歪な片思いと結末の真実『愛がなんだ』が今も心揺さぶる理由

歪な片思いと結末の真実『愛がなんだ』が今も心揺さぶる理由の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

直木賞作家・角田光代による同名ベストセラー小説を実写化した本作。メガホンをとったのは、現代人のオフビートな人間模様を描かせたら右に出る者はいない今泉力哉監督だ。型にはまった王道の恋愛映画とは異なり、ここにはキラキラした純愛も劇的なドラマも用意されていない。あるのは、報われないと分かっていても止められない情けないほどの執着と、決定的に噛み合わない温度差だけだ。

監督独特の長回しと自然体なダイアログによって、原作が持つ紙面の空気感がスクリーンへと見事に立ち現れた。誰かを好きになることで自分が壊れていく感覚、その狂気と切なさを描いた本作は、近年の日本映画界において異彩を放つ名作として評価を高め続けている。

佐藤 大輔
Author

佐藤 大輔

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。