同店を訪れるファンのほぼ全員が注文するのが、看板メニューである「坂上コース」(税込約3,500円〜4,000円前後/仕入れ状況・最新改定による)です。コースは大きく2つの幕に分かれて進行します。
第一幕:素材の輪郭を際立たせる「白ダレ」
まず鉄板に広がるのは、ニンニクや柑橘の爽やかさを効かせた秘伝の白ダレで揉み込まれたホルモンたち。タンやミノ、ハツなど、食感と旨味が際立つ部位がテンポよく焼き上げられます。脂の甘みとキレのある塩味、爽快な酸味が絶妙に調和し、ビールやハイボールを瞬く間に消費させます。
第二幕:濃厚なコクで畳み掛ける「黒ダレ」
続いて登場するのが、味噌と秘伝の醤油をベースにした濃厚芳醇な黒ダレです。丸腸(マルチョウ)やシマチョウ、ホソといった脂の乗った部位が投じられ、鉄板の上で香ばしい煙とともに一気にキャラメリゼされていきます。滴り落ちる黒ダレとホルモンの上質な脂が、下部のカップに濃厚なエッセンスとして蓄積されていきます。
終幕:すべての旨味を回収する「〆のうどん・そば」
コースの締めくくりには、焼肉ホルモン坂上の代名詞とも言える「〆のうどん」または「〆のそば(焼きそば)」が提供されます。鉄板から滴り落ちてカップに溜まった「白ダレ・黒ダレと全ホルモンの肉汁」を豪快に鉄板へ戻し、麺に一滴残らず吸わせるように焼き上げます。仕上げに落とされる新鮮な生卵とネギが絡み合う瞬間、この店でしか味わえない究極の炭水化物が完成します。