世界規模で見れば、国際サッカー連盟が打ち出した本大会出場枠の拡大というフォーマット変更が、各大陸予選の構図を根底から塗り替えた。アジア枠が大幅に増えたことで一見突破のハードルが下がったように思われがちだが、実際には中堅国のモチベーションが飛躍的に高まり、下剋上を狙うハングリー精神に満ちた戦いが多発している。
国際サッカー競技の現場では、もはや「絶対的な格下」など存在しない。フィジカル能力に秀でたアフリカ系ルーツの選手を擁する国や、戦術的に洗練された中東勢との戦いは一瞬の油断が命取りとなる。この緊張感あふれるグローバルな情勢のなかで、日本代表がアジアのトップランナーとして君臨し続けられるかが問われている。