「自分は怪しいサイトも見ないし、ゲームもしないから大丈夫」という認識は、現代のサイバー脅威において最も危険な思い込みです。OSの更新停止が意味する真の恐怖は、ユーザーが自覚できないまま被害者、さらには加害者に仕立て上げられる点にあります。
セキュリティ研究者が発見するOSの脆弱性の中には、「悪意を持って細工されたウェブ広告が表示されただけで、遠隔操作を可能にするコードが実行される」といったゼロクリック攻撃やゼロデイ脆弱性が存在します。最新OSであれば数週間以内にAppleからセキュリティ修正プログラムが配信されますが、サポートが打ち切られたiPhone 8にはその盾が存在しません。
自宅やカフェのWi-Fi経由で通信内容が盗聴され、保存されているクレジットカード情報や各種アカウントのログインパスワードがダークウェブに流出する危険性が日々高まっています。さらに、乗っ取られた端末がボットネットの一部として組み込まれ、他社へのサイバー攻撃に知らぬ間に加担させられるリスクすら現実のものとなっています。