ソーシャルメディアや掲示板などで、酒呑童子に関して長年囁かれてきたのが「アサシン特有のクラス補正(0.9倍)のせいで火力が足りない」という指摘です。しかし、この言説には大きな盲点が存在します。
現場の実測検証において特筆すべきは、酒呑童子が「乗算バフ」を自己完結させている点です。彼女は自身で「攻撃力アップ」「宝具威力アップ」「敵の防御力ダウン」「敵のArts耐性ダウン」という4系統のダメージ増加要素を併せ持ちます。FGOのダメージ計算式において、異なる種類のバフ・デバフはすべて掛け算(乗算)で処理されます。見かけのATK数値やクラス補正以上に、実際の最終ダメージの伸び率は驚異的な跳ね上がりを見せるのです。
さらに見落とされがちなのが、蝕毒状態を基軸とした「スリップダメージ戦術」です。特殊ギミックにより「超高倍率の防御力アップ」や「通常攻撃に対する極端な耐性」を張ってくる高難度ボスに対し、酒呑童子の毒・蝕毒はダメージカットを貫通して毎ターン数万単位の体力を削り取ります。ロビンフッドをはじめとする「毒特攻」持ちアタッカーとのシナジーも抜群であり、酒呑童子自身をデバフ役兼サブアタッカーとして配置し、単体ボスを特攻アタッカーで消し飛ばすコンビネーションは、幾多の超難関クエストで最適解として機能してきました。