三宅由佳莉の音楽的バックボーンは、確固たるクラシックの声楽技術に支えられています。名門・日本大学芸術学部音楽学科声楽コースで本格的なベルカント唱法を学び、オペラから日本歌曲、ポピュラー音楽まで歌いこなす柔軟な表現力を培いました。
彼女の代名詞となった名曲『祈り 〜a prayer』(作曲:菅野よう子)は、東日本大震災の被災者への追悼と復興への祈りを込めて制作された楽曲です。当時、被災地での慰問演奏や全国放送を通じて届けられた彼女の歌声は、「押しつけがましくない慈愛に満ちた響き」「心の傷にそっと寄り添う歌唱」として、音楽評論家や一般聴衆から絶賛されました。
彼女の歌唱力が高く評価される理由は、単なる声量やピッチの正確さだけではありません。自衛官として国民の生命と平和を守る現場に身を置いているからこそ滲み出る、言葉の一つひとつに対する「誠実さと覚悟」が、聴き手の琴線に触れるのです。