気になる今後の推移について、黄砂飛来シミュレーション現在の解析画像を見ると、濃密な砂塵の帯が西日本から東日本、そして東北南部へと徐々に移動している様子がはっきりと捉えられています。気象衛星ひまわりの高精度赤外波長観測でも、日本海を覆い尽くすほどの広大な黄砂域が東進を続けています。
地域ごとの黄砂ピーク時間帯は、九州・中国・近畿地方ではすでに日中から警戒レベルに突入しており、夕方から深夜にかけて大気中濃度が極大に達する見込みです。東海や関東地方では今夜から翌未明にかけて最も濃度が高まり、明日の通勤・通学時間帯まで強い影響が残ると予測されています。
では、この視界不良と粉塵の嵐は黄砂いつまで続くのでしょうか。数値予報モデルによる黄砂リアルタイム予測を総合すると、列島を覆う低気圧の後面から次第に移動性高気圧が張り出してくるため、大陸からの新たな砂塵供給は明日午後以降に弱まる見込みです。ただし、大気中に滞留した微細な粒子が完全に沈降・拡散するには時間を要し、全国的に視程が平常通りに回復するのは明後日の朝以降になる見通しです。