外科学講座の多角的強みを証明するのが、乳腺・内分泌外科と小児外科の存在だ。
乳腺・内分泌外科は、増加の一途を辿る乳がんの治療において、病理診断、手術、薬物療法、緩和ケアに至るまでを一括して管理する。腫瘍の根治性と美容的整容性を両立させるオンコプラスティック・サージェリー(乳房温存術+形成外科的再建)に力を注ぐ。
一方、小児外科は生まれながらにして解剖学的異常を持つ新生児から思春期の子供までを対象とする。未熟な小さな身体に対する手術は、大人とは比較にならない精密さが求められる。
「子供の手術は、その後の50年、70年という長い人生を創る仕事です。傷跡を小さく留めるだけでなく、成長に伴う解剖学的変化を予測した緻密なアプローチが求められます。」
小児特有の先天性食道閉鎖症、横隔膜ヘルニア、胆道閉鎖症などの難病に対し、先進的な内視鏡外科技術を駆使して成長を支えている。