SNSやネット掲示板、Q&Aサイトを定点観測すると、『瞬き』に対するリスナーの向き合い方には、他のポップソングとは決定的に異なる特徴が見受けられます。
ブライダル業界のプランナーが明かす現場証言によると、「新郎から新婦へのサプライズレターのBGMや、披露宴の退場曲として選ばれる頻度が非常に高い」といいます。「君を幸せにする」という傲慢な誓いではなく、「雨が降ったら一緒に濡れながら傘を差す」という対等で献身的なメッセージが、成熟したパートナーシップを望む現代の新郎新婦から強く支持されているのです。
さらに、医療・介護従事者や、家族の闘病を支える人々からの共感も際立っています。知恵袋やSNS上では、次のような赤裸々な書き込みが散見されます。
「家族が入院して先が見えない時、夜中の病室の帰りに車の中で『瞬き』を聴いて声を上げて泣いた。『守るべきものがある』という歌詞に、折れそうな心を何度も立て直してもらった」
「綺麗事ばかり並べた応援歌は苦しい時に入ってこないけれど、この曲の『星が降る夜が馬鹿馬鹿しく思えるほど』という泥臭いフレーズだけは信じられた」
このように、『瞬き』は単なるBGMの枠を越え、過酷な現実に立ち向かう人々の「心の防波堤」として機能している実態が浮かび上がってきます。