ペット市場におけるトイプードルの平均相場(2026年最新)を調査すると、一般的な子犬のボリュームゾーンは30万〜45万円前後で推移しています。ただし、この価格は一律ではなく、「サイズ」「毛色」「月齢」「血統」という4つの主要ファクターによって乱高下します。
とりわけ価格を大きく左右するのが「成犬時の予想サイズ」です。ジャパンケネルクラブ(JKC)の公式規格であるトイプードル(体高24〜28cm程度)に対し、非公認規格でありながら圧倒的な需要を誇るのが、小柄なタイプです。体高25cm以下のタイニープードルの価格相場は35万〜60万円、さらに極小のティーカッププードルでは値段の違いが顕著になり、50万〜80万円以上、容姿端麗なメスであれば100万円近い値がつく事例も珍しくありません。体が小さいほど1回あたりの出産頭数が1〜2頭と極端に少なくなるため、希少価値が価格を押し上げています。
続いて顕著なのがトイプードルの毛色別の値段差です。国内で長年トップの人気を誇る「レッド」や「アプリコット」は需要と供給のバランスが安定しており30万〜45万円前後ですが、毛量が多くテディベアカットが美しく映える個体は高額化します。一方、「シルバー」や「ブラック」「ホワイト」は、トリミング映えやシックな雰囲気を好むファンに根強い需要があり、35万〜50万円前後で取引されます。胸元や足先に別の色が入る「ミスカラー(パーティカラー等)」は規格外として減額されるケースがある一方、海外トレンドを汲んだ専門ブリーダーの手頭ではプレミア価格がつくなど、評価が二分されています。
また、トイプードルの血統書が価格へ与える影響も見逃せません。両親や祖父母にJKCチャンピオンやアメリカチャンピオンのタイトル保持犬がいる場合、骨格構成の美しさや遺伝病リスクの低減が担保されるため、相場に5万〜15万円程度の上乗せが発生します。