usuallyにおけるアメリカ英語とイギリス英語の違いにも、知っておくべき明確な特徴があります。両者ともに第1音節の[juː]に強勢が置かれ、中間に[ʒ]の摩擦音が入る基本ルールは共通していますが、後半の音節処理に差異が現れます。
アメリカ英語では、第2音節から第3音節にかけて半母音的な[w]の渡り音が入りやすく、[ˈjuː.ʒwə.li](ユージョワリィに近い滑らかな連続音)として発音される傾向が強くなります。音のつながりが非常に滑らかで、母音同士の境界線が曖昧になるのが北米発音の特徴です。
対照的に、イギリス英語(特に容認発音:RP)では、音節ごとの独立性が比較的保たれ、[ˈjuː.ʒʊ.ə.li]と[ʊ]の円唇母音をわずかに残すか、あるいは会話スピードが上がると中間の母音を完全に脱落させて[ˈjuː.ʒli](ユージュリ)と2音節に短縮して発音される頻度が高くなります。映画やBBCニュースなどのリスニングにおいてイギリス英語のusuallyが一段と短く、切れ味鋭く聞こえるのはこの音節脱落(シンコペーション)が理由です。