USS-R名古屋に並ぶクルマは、ディーラーの認定中古車のような無傷の優良車両ではありません。だからこそ、車両の状態を記した「出品票(査定票)」の読解力が落札の成否を完全に分けることになります。
オークションの出品票見方において、最低限押さえておくべきチェックポイントは以下の通りです。
- 総合評価点「R点」「RA点」の真実:骨格部位(フレーム)に修復歴がある車両を指します。軽微なフェンダー内側の歪みから、フレーム全体を牽引修正した大事故車まで幅広く含まれるため、展開図の加害箇所表記(フロントインナーパネル、ピラー、フロア等)の確認が不可欠です。
- 低評価「2点」「1点」の理由:内外装の著しい劣化、走行不能、冠水歴、あるいは著しい改造歴がある車両に付けられます。機関系の故障リスクが極めて高いシグナルです。
- 展開図のアルファベット記号:「A(キズ)」「U(ヘコミ)」「W(補修塗装跡)」「S(サビ)」「C(腐食)」「XX(交換済み)」。特に数字が「3」以上の表記(例:A3、U3、W3)は、板金塗装やパーツ交換を前提とする重度のダメージを示します。
- 特記事項欄の隠れた警告:「白煙大」「異音あり」「エアコン不良」「チェックランプ点灯」「メーター改ざん・交換歴」など、査定士が目視およびエンジン始動確認で検知したマイナス情報が凝縮されています。
出品票を過信することも禁物です。静止状態での短いインスペクションでは、ミッションの変速ショックや高負荷時の足回りのガタつきまで完全に見抜くことは不可能です。そのため、遠隔地から代行入札を依頼する場合、現地の専門スタッフが現地でエンジン音や下回りのサビを目視確認する下見代行サービスを併用することが、致命的なハズレを引かないための防波堤となります。