厚生労働省の人口動態統計および最新の医療アクセスデータを分析すると、虫垂炎による死亡例は高齢者層と一人暮らしの若年・中高年層に集中していることが分かる。Yahoo!ニュースなどの医療トピックスでも話題となったが、夜間や休日に受診を躊躇した結果、翌朝にはショック状態に陥っていたという痛ましいケースが目立つ。
生存率を高く維持するための最大の分岐点は、発症から24〜48時間以内に適切な治療を開始できるかどうかだ。以下の「危険信号」が1つでも認められる場合は、救急受診を含めた即座の行動が求められる。
・歩いたときに響くような腹部の痛み(足踏みをするとお腹に激痛が走る)
・38度以上の発熱と悪寒をともなう腹痛
・お腹を軽く押して急に手を離したときに強まる痛み(反跳痛)
・痛みが時間の経過とともに強くなり、みぞおちから右下腹部へと移動している