2026年に入り、現場で一際目を引くのが主要プラントの更新工事だ。昭和の高度経済成長期から稼働を続ける骨格を守りつつ、基幹設備の全面的なデジタル刷新が行われている。センサーを用いた流量自動制御やAIによる水質予測システムの試験運用が始まり、処理プロセスの最適化が著しい。
東京都下水道局の担当者は、「従来の施設構造を最大限に活かしながら、最新のデジタル技術を組み込むことで、処理効率を劇的に向上させている」と語る。東京都町田市を含む広域な境川流域下水道のネットワークにおいて、処理能力の向上はゲリラ豪雨をはじめとする急激な水量の増大への備えとしても欠かせない要素だ。