多くのファンに衝撃を与えたウェアハウス三橋店の閉店理由について、公式発表では具体的な経営判断の細部までは明かされていませんが、業界動向や店舗環境の推移からいくつかの決定的な要因が浮かび上がってきます。
最大の要因として挙げられるのが、アミューズメント業界を取り巻く収益構造の激変です。2010年代後半以降、スマートフォンゲームの普及や家庭用ゲーム機の高画質・オンライン化によって、従来のビデオゲーム筐体に対するインカム(売上)は全国的に減少傾向にありました。さらに、大型メダルゲーム機の導入・メンテナンス費用や、24時間近く稼働する大型空調・照明設備の電気代高騰が店舗運営の固定費を大きく押し上げました。
加えて、建物の老朽化と定期借地・賃貸借契約の満了という不動産面での節目が重なったことも大きな契機とみられています。ロードサイド型の大型店舗を維持するためには、耐震改修や大規模修繕に莫大な投資が必要となります。ゲームセンター市場のパイが縮小する局面において、今後の設備投資回収を見極めた結果、惜しまれながらも営業終了という経営判断に至ったのが実情です。