「さくらんぼ餅」という名称から、多くの人が求肥(ぎゅうひ)や餅粉を使った和菓子をイメージしがちですが、一括表示の原材料名を確認すると意外な事実が判明します。主な原材料は水飴、砂糖、でんぷん、寒天であり、餅米や米粉は一切使用されていません。
駄菓子の開発史において、餅米を使った本来の餅は「時間の経過とともにデンプンが老化(β化)して硬くなる」という致命的な弱点を抱えていました。数ヶ月に及ぶ流通期間と駄菓子屋の常温環境に耐え、子どもたちのお小遣い(数十円)で買える価格帯を実現するため、水飴と寒天、でんぷんを絶妙な比率で練り上げる独自の「餅風ゼリー・グミ技術」が確立されたという背景があります。
また、気になるカロリーと値段のバランスも優秀です。1パックあたりの標準的な熱量は約60〜70kcal前後、希望小売価格は1個あたり30円〜40円前後(税別)と、極めてコストパフォーマンスに優れた設計が維持されています。