「金子」という名を持つもう一人の圧倒的な異才、それが金子ノブアキだ。ロックバンド「RIZE」のドラマーとして圧倒的なビートを刻む一方、役者としても誰にも真似できない危険な色気を放ち続けている。
彫りの深い端正な顔立ちの奥に潜む狂気や知性。善悪の境界線を曖昧にするような役柄において、彼の右に出る者はいない。作品のトーンを一気に引き締め、物語のサスペンスを限界まで高める起爆剤として、数多くの映画監督が絶大な信頼を寄せる。
ミュージシャンならではのリズム感は、セリフの抑揚や立ち振る舞いにも宿る。ただそこに立っているだけで放たれる圧倒的なアジテーション。彼が画面に登場するだけで、観る者は「何かが起きる」と息を呑むのだ。