図書館は今、明治以来の「近代公共図書館」の枠組みを再定義する歴史的な転換期に立たされています。インターネットで大半の情報が手に入る時代だからこそ、リアルな場としての価値が再評価されているのです。
最先端の図書館では、本を並べるだけでなく、3Dプリンターなどを備えたメイカースペースの設置、地元企業と連携した起業支援セミナーの開催、さらには高齢者の孤独を防ぐコミュニティハブとしての機能強化が進められています。来館者数を「本を借りた人数」だけで測る時代は終わりを告げ、地域社会の課題解決にどれだけ貢献できたかという質的評価へのシフトが始まっています。