角界屈指の美男子として名高い若元春港。三兄弟の次男として角界入りし、大相撲の土俵を牽引する彼の魅力は、何と言っても無駄のない精悍な佇まいだ。立ち合い前の鋭い視線、土俵を下りる際の凛とした横顔には大人の色気が漂う。取材陣に対しても常に落ち着いた低音ボイスで淡々と応じる姿は、現代の武士と呼ぶにふさわしい。
対照的に、太陽のような明るさで会場を包み込むのが翔猿正也だ。土俵上を俊敏に動き回り、相手の意表を突く変幻自在の取り口で大歓声を浴びる。「申年生まれで動きが猿に似ているから」という四股名の通り、躍動感あふれる相撲と人懐っこい笑顔がトレードマーク。取材の場でもサービス精神旺盛で、場を一瞬で和ませる天性の愛され力を持っている。