ファンの間で最も有名な説として語り継がれているのが、元スーツアクターの足立歩氏に関する噂だ。アクション俳優としての経験を持ち、アクロバティックな動きや身体表現の基礎を徹底的に叩き込まれた人物として名前が挙がることが多い。つば九郎特有のお腹を叩く愛らしい仕草や、絶妙なタイミングで繰り出されるコミカルなリアクションには、長年の舞台や現場で培われた確かな技術が息づいている。
もっとも、ヤクルト球団および当事者は「つば九郎はつば九郎である」というスタンスを一貫して崩していない。公式には「中の人」という概念そのものが存在せず、鳥としてのつば九郎自身が契約交渉を行い、筆談で取材に応じている。この徹底された世界観の守護こそが、噂の真偽を超えて、世界中にファンを惹きつける最大の要因となっているのだ。