骨格というハードウェアに加えて、組織を表面からピンと張るソフトウェアの役割を果たすのが真皮コラーゲンと肌弾力です。ほうれい線と皮膚のたるみ真相を追求すると、皮膚内部の細胞外マトリックスの劣化スピードが外見年齢を決定づけている事実に行き当たります。
皮膚の真皮層では、コラーゲン線維が網目状の強固な格子を形成し、エラスチンがその結合部をバネのように支え、ヒアルロン酸が水分を抱え込んで内圧を保っています。ATELIER Medical Clinicなどの臨床皮膚科医の分析によれば、40代以降でもほうれい線が目立たない被験者は、表皮のターンオーバー周期が整っているだけでなく、真皮層のコラーゲン密度が同世代平均よりも15〜20%以上高い水準で維持されている傾向が確認されています。
真皮の弾力が失われると、重力に対抗できなくなった皮膚が折れ曲がり、その溝が徐々に形状記憶のように定着します。弾力を保ち続けている人々は、紫外線A波(UVA)による光老化の遮断を徹底しており、室内にいる際もPA++++基準の日焼け止めを欠かしません。UVAは窓ガラスを透過して真皮深層に到達し、コラーゲンを切断する酵素(MMP-1)を活性化させるため、この日常的なダメージの蓄積を遮断できているかどうかが、数年後の決定的な落差として顔面に現れます。