マナー指導の権威である日本マナー・プロトコール協会の専門家も、社交の場におけるお断りの作法について「言葉選びのちょっとしたニュアンスが受取手の感情を左右する」と指摘する。同協会が推奨する返信マナーの要点は、ネガティブな事実(不参加)をクッション言葉とポジティブなメッセージで挟み込む手法だ。
「あいにく」「大変心苦しいのですが」といったクッション言葉は、文章のトーンを劇的に柔らかくする。また、断りの理由については詳細に語りすぎないのが国際的・現代的なプロトコールだ。「私用により」「あいにく先約があり」程度のシンプルな説明にとどめることで、言い訳がましさを排除し、品格ある文章に仕上がる。