参拝者が最も気になるのは「平は全体のどのランクに位置するのか」という点です。厳島神社のおみくじにおける吉凶の序列は諸説あるものの、神職の解説や伝承を統合すると、大枠として以下の順序で理解するのが自然とされています。
大吉 > 吉 > 中吉 > 小吉 > 半吉 > 末吉 > 末小吉 > 平 > 凶 > 大凶(※神社や解説体系により微小な差異があります)
序列だけを見ると「凶の一歩手前」に見えるため不安を覚える参拝者もいますが、注目すべきはその出現確率の低さです。厳島神社のおみくじは全部で第1番から第40番までの40種類で構成されています。その中で純粋に「平」と名付けられているのは「第十七番 平」の1本のみです。
単純計算での出現確率はわずか2.5%(40分の1)となります。大吉が複数本含まれている構成比率と比較すると、確率論的には大吉を引き当てるよりもはるかに遭遇率が低く、一部の愛好家の間では「巡り合えただけで強運」と称される理由がここにあります。