ファンに大きな衝撃を与えたのが、2010年公開の『トイ・ストーリー3』冒頭における彼らの電撃離脱です。アンディが17歳になり大学進学を控えるなか、彼らは自らパラシュートを開き、窓から外の世界へと飛び去っていきました。
彼らがアンディの元を去った最大の理由は、「オモチャとしての任務完了」と「ゴミとして処分されるリスクの回避」にあります。ウッディやバズのように屋根裏部屋へ保管される望みが薄く、真っ先にゴミ袋へ放り込まれる現実を冷静に予測した軍曹は、部下の命を守るために「退却(作戦的撤退)」を決断したのです。
「ゴミ箱に捨てられるくらいなら、自力で生き残る道を探す」という軍人らしい誇り高き選択でした。別れ際にウッディへ告げた敬礼と感謝の言葉は、シリーズ屈指の名場面として語り継がれています。
悲劇的な別れに見えた彼らのその後ですが、実は『3』のエンドロールで最高にハッピーな結末を迎えています。流れ着いたサニーサイド保育園で、バービーとケンが築いた平和な新体制のもと、VIP警備部隊やダンスパーティーのDJ護衛として大歓迎を受け、充実した第二の人生を謳歌している姿が描かれました。