公認を失ったあだちんですが、生みの親である制作陣とファンは決して諦めませんでした。キャラクターの著作権を保持していた制作側が舵を切り、「完全インディーズキャラクター」としての再出発を宣言したのです。
復活の起爆剤となったのが、青池良平氏自らが手掛けた数々の中毒的な楽曲群です。代表曲である「オイラ アダチン」や各種テーマソングは、キャッチーなメロディと自虐やユーモアを交えたキレのある歌詞が特徴で、動画サイトを通じて全国へ拡散されました。失業の哀愁を笑いに変えて歌い踊る姿は、ネットユーザーの心を鷲掴みにします。
さらに、活動資金を募るクラウドファンディングの成功や、自主制作アニメの配信、全国各地のご当地キャライベントへの積極的なゲリラ参戦など、泥臭くも熱量あふれる活動経緯を経て、あだちんは「自治体の操り人形ではない、自立したプロのキャラクター」として見事な復活を遂げました。