Q1:ティルト式車椅子とリクライニング車椅子はどちらを先に検討すべきですか?
A1:体幹の崩れやずり落ち、床ずれリスクを抱えている場合は、原則として「ティルト式」または「ティルト&リクライニング複合型」を優先して検討します。リクライニング単体は身体のズレを生みやすいため、人工呼吸器の搭載や股関節拘縮の緩和など、明確な医療的理由がある場合を除き、姿勢保持目的ではティルト機構が推奨されます。
Q2:介護保険でのレンタル費用はどのくらいかかりますか?
A2:要介護2以上であれば介護保険が適用され、標準的なモデルの自己負担額(1割負担の場合)は月額600円〜2,000円程度です。所得に応じて2割〜3割負担になる場合でも、月額1,200円〜6,000円前後で利用できます。まずは担当のケアマネジャーまたは地域包括支援センターにご相談ください。
Q3:食事のときもティルトを倒したままで食べさせて良いですか?
A3:過度に倒した状態(20度以上)での食事摂取は、食道への送り込みを阻害し誤嚥性肺炎の原因になります。食事時は10度前後の軽度ティルトにとどめ、顎を軽く引いた頸部中間位を保てる角度に調整するのが鉄則です。言語聴覚士(ST)や看護師のアセスメントを受けることを推奨します。
Q4:購入する場合の補助金や助成金制度はありますか?
A4:身体障害者手帳をお持ちであれば、障害者総合支援法に基づく「補装具費支給制度」を利用して公費負担で購入できる場合があります(所得制限・自己負担基準あり)。介護保険と障害福祉サービスでは介護保険が優先される原則があるため、事前の行政窓口確認が必要です。