ゲームと並び、彼女の代名詞として外せないのが「怪談」の世界だ。実体験に基づく恐怖体験や、各地から集まる奇妙な話を披露するその語り口には、プロの怪談師たちも一目を置く。
誇張された過剰なリアクションで驚かせる手法には頼らない。声のトーンを意図的に落とし、細部の情景を丹念に描写することで、聴き手の脳裏に不気味な映像を鮮明に浮かび上がらせる。沈黙の間隙、言葉の選択、そして日常の隙間に潜む違和感をすくい取る独特の感性。彼女が語り始めると、その場の空気が冷たく張り詰める。オカルト番組や怪談イベントでの圧倒的な存在感は、長年にわたる独自の観察眼と表現力の賜物であり、単なるホラー好きの域を完全に凌駕している。