では、喉のバリアを壊さずに予防効果を最大化するには、うがいは1日何回行うべきなのか。耳鼻咽喉科医や感染症の専門家が推奨する基準値は、1日3回から5回程度である。
「1時間に1回」「少しでも気になったら即座にガラガラする」といった過密なペースは、喉の乾燥とうがいのやりすぎによる負のスパイラルを招く。うがい直後は一時的に潤ったように感じても、水分が蒸発する際に粘膜本来の保湿因子まで奪われ、喉の過乾燥状態を引き起こすからだ。
効果的なうがいのタイミングは以下の4つに絞るのが合理的だ。
1. 外出先から帰宅した直後(外気から持ち込んだ病原体やホコリの排除)
2. 起床時(就寝中に口内で繁殖した雑菌を体内に入れないため)
3. 食事の前(口の中を清潔にし、食べ物と一緒に雑菌を飲み込まないため)
4. 人混みや乾燥した部屋に長時間滞在した後