結婚を機に彼女が真っ先に取り組んだのが、食生活を通じた夫のコンディション管理だった。独学での勉強を経て、民間資格である「アスリートフードマイスター」を取得。単に「美味しい料理」を作るだけでなく、プロ野球選手の激しいエネルギー消費量や、試合日程、季節ごとの体調変化に応じた精密な栄養計算に基づいた献立を組み立てるようになった。
食卓に並ぶ色鮮やかな料理の数々は、見た目の美しさはもちろんのこと、PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)が緻密に計算し尽くされている。怪我を防ぎ、疲労回復を極限まで早めるための食材選びや調理法の工夫は、プロの栄養士も感嘆するレベルだ。言葉で励ますだけでなく、日々の「食」を通じて夫の身体と心の健康を守り抜く姿勢は、プロアスリートの妻として最高峰のサポート術と言えるだろう。