二人が駆け抜けた時代は、昭和歌謡の完成形から洗練されたJ-POPへと音楽シーンが劇的な変貌を遂げていくダイナミックなフェーズだった。田原俊彦が提示したダイナミックなダンスパフォーマンスは、男性アイドルの概念を根底から覆し、現在のステージ演出の礎を築いた。
中山美穂もまた、自らの意志を投影した楽曲を次々とヒットさせ、ファッションリーダーとしても女性たちを牽引した。二人が残した楽曲やパフォーマンスの数々は、単なる流行歌に留まらず、あの時代の熱狂と哀愁を封じ込めたタイムカプセルのような輝きを放ち続けている。