天下一品最大の特徴は、そのスープにある。一般的なラーメンスープとは一線を画す、ポタージュのような濃厚さだ。鶏ガラを長時間煮込み、野菜と一緒にミキサーにかけることで、この独特のとろみが生まれる。
11種類の野菜と鶏ガラだけで作られるというシンプルな構成。化学調味料を使わず、素材の旨味だけで勝負している点が創業以来変わらないこだわりだ。スープの表面には脂の膜が張り、最後まで熱々の状態を保つ。
麺は中太のストレート麺。スープとの絡みを重視した選択で、こってりスープをしっかり持ち上げる。麺の硬さは注文時に指定できるが、標準の硬さでちょうど良いバランスになっている。
ネギの存在感
こってりラーメンには大量の刻みネギが乗っている。このネギが濃厚なスープに清涼感を与え、飽きずに完食できる秘訣になっている。ネギ抜きも可能だが、天下一品のラーメンからネギを取り除くのは、その魅力を半減させることになる。
背脂の代わりに使われているのは鶏の脂だ。この脂がスープに深みを与え、独特のコクを生み出している。豚骨ラーメンの背脂とは異なる、まろやかな風味が特徴だ。