本コース最大の壁は、中盤から後半にかけて待ち構える連続したアップダウンだ。平坦な都市型レースとは異なり、脚力を削る激坂がランナーのペースを乱す。起伏の激しいロードレースを得意とするプロランナーの川内優輝のような粘り強い走法、あるいは大迫傑が実践する緻密なピッチコントロールと省エネフォームの双方が、この難所を突破するキーとなる。
特に12km地点を過ぎた後の上り坂では、無理にペースを維持しようとせず、歩幅を小さくしてピッチを保つ意識が功を奏する。前半のオーバーペースは後半の失速に直結するため、自らの心拍数と脚の疲労度を冷静に観察するレースマネジメントが不可欠だ。