彼の原点を語るうえで欠かせないのが、音楽グループ「ラッツ&スター」での劇的な躍進だ。リーダーの鈴木雅之らと共に、黒塗りメイクと白い手袋という鮮烈なスタイルで登場。本格的なドゥーワップのリズムに乗せた「ランナウェイ」などの名曲は、昭和から平成の音楽シーンを鮮やかに彩った。
音楽活動にとどまらず、彼の天性のセンスは芸能界の王道へと開花していく。特にお笑い・バラエティの分野でその才能を爆発させたのが、故・志村けんさんとの出会いだった。『志村けんのだいじょうぶだぁ』をはじめとする番組で披露した絶妙な間と軽妙なボケは、視聴者を虜にした。「小刻みなツッコミ」と「毒のある笑い」を自在に操る才能は、当時のテレビ界で唯一無二のポジションを築き上げた。