日本の大衆芸能産業を語るうえで、東京の浅草フランス座と関西の劇場文化は切っても切れない双璧をなす。浅草の舞台で芸を磨き、後に日本のエンターテインメント界の頂点へと駆け上がったビートたけしの自伝的名曲および作品『浅草キッド』のストーリーは、多くの人々の胸を打ってきた。ストリップ劇場や演芸場は、単なる見世物小屋ではなく、表現者が命を削って芸を極める修練の場であったのだ。
十三の舞台に立つ演者たちにも、そうした下積み時代の情熱と芸道への執念が確実に受け継がれている。漫才やコント、舞踊など、多様な芸能が交差するアンダーグラウンドな熱気は、テレビやネットの画面越しでは決して伝わらない、生々しい人間味に満ちあふれている。大衆芸能が持っていた原初的なエネルギーが、ここには手つかずのまま息づいている。