「世間からどう見られているか、気にしなかったと言えば嘘になります」
単独の独占インタビューに応じた彼女は、そう言ったあと少しだけ微笑んだ。かつて巻き起こった報道やネット上の噂話。時にメディア・エンタメ業界の格好の標的となり、プライベートの真相について面白おかしく書き立てられた時期もあった。しかし、彼女は逃げなかった。
「どれだけ外側で騒がれても、自分がカメラの前でどんな仕事をするかしか答えはないと思っていました。噂やイメージで判断される悔しさはありましたが、それ以上に『この現場で価値を出したい』という思いが勝っていたんです」
カメラの向こう側にいる一人の生活者に、何を届けるか。プライベートへの関心を打ち消すほどのプロフェッショナリズムは、過酷な報道現場での経験を経て確実に研ぎ澄まされていった。