大学全入時代において、短期大学の真価が問われるのは出口戦略である進路実績に他なりません。戸板女子短期大学の就職実績を紐解くと、就職希望者に対する決定率は毎年99%前後という極めて堅調な数値を叩き出しています。四大卒の学生が3年次の夏からインターンシップに慌てて参加するなか、戸板の学生は入学直後からキャリアデザインの現場に放り込まれます。
特筆すべきは、企業と直結した産学連携プロジェクトの実績です。大手商業施設のルミネやサンリオ、著名コスメブランド、ブライダル企業などとタッグを組み、学生自身が新商品の企画立案からプロモーション、売り場づくりまでを担当します。「教室の講義だけでは身につかない、納期を守る責任感や社会人へのプレゼン力が1年目で鍛えられた」と語る卒業生の手記にもある通り、面接の場で語れるエピソードの厚みが四大生と決定的に異なります。
さらに、教職員による「顔が見える1対1のキャリア面談」が徹底されている点も見逃せません。学生全員の希望進路、適性、エントリーシートの推敲状況を就職課が完全に把握しており、一般的な大規模大学で起きがちな「放置される学生」が構造上生まれない仕組みが整っています。