ショッキングな陰茎切断術が必要とされるような外傷や自傷、第三者による傷害事件に直面した際、生存率と再建率を高めるための知識は極めて重要である。最優先されるべきは止血処置であり、清潔なガーゼや布を用いて傷口を直接圧迫することが命を守る第一歩となる。
同時に、切断された組織の適切な保存が合否を分ける。切り離された組織を生理食塩水で湿らせた清潔なガーゼに包み、密閉できるビニール袋に入れる。その袋を「氷水を入れた容器」に浸して冷却保存するのが世界的な標準プロトコルだ。氷に直接組織を触れさせると凍傷による細胞破壊を引き起こすため、絶対に行なってはならない。適切な冷所保管がなされれば、数時間から半日程度の虚血時間を経ても、マイクロサージャリーによる血流再開の道が残される。