世間の関心が爆発的に高まった原点は2018年に遡る。味の素ナショナルトレーニングセンターでの強化合宿中、ドーピング検査を巡る一端から発覚した出来事だ。女子ダブルスのエースだった福島由紀が、男子シングルスで世界王者へ駆け上がっていた桃田賢斗の部屋から退出する姿が確認された。
日本バドミントン協会からは厳重注意の処分が下された。当事者双方の代理人や関係者は「部屋で話していただけ」と説明し、不適切な関係を強く否定。しかし、深夜から早朝にかけての出来事だったため、世間の憶測を沈静化させるには至らなかった。世界を相手に戦うトップアスリートゆえ、その規律とプライベートの境目に厳しい視線が注がれた格好だ。