構造技術と建築美学の融合において、施工を担う竹中工務店の果たす役割は極めて大きい。長年培われてきた同社の最先端技術が、複雑な都市構造の中に確かな安定感をもたらしている。伝統的な木組みの知恵から現代の制震技術に至るまで、職人技と最先端工学の融合が現場のそこかしこに刻まれている。
さらに、世界的建築家である安藤忠雄の意匠思想や建築への鋭いアプローチは、都市空間に対する人々の眼差しを大きく変えてきた。光と影を巧みに操るその造形美と、打放しコンクリートが醸し出す静謐な存在感は、本プロジェクトの思想的バックボーンとも共鳴する。洗練された造形美と質実剛健な構造工学が出会うことで、街に新たなシンボルが立ち現れようとしている。