東口広場に立つ日本のお笑い界の巨星、故・志村けん氏の銅像。かつては昭和のノスタルジー漂う街並みを背に立っていたその姿も、今や新たに再整備された洗練された駅前ロータリーの中心で市民を温かく見守っている。
駅舎の近代化が進む一方で、地元市民が強くこだわったのは「東村山らしさ」の継承だ。志村氏の功績を称える「志村けんの木」周辺には緑豊かな歩行者デッキが整備され、観光客と地元住民が自然に交差するシンボリックな滞留スペースとして再定義された。古い歴史と新しい都市機能が衝突するのではなく、ゆるやかに共存する独特の質感がここに生まれている。