計画運休が実行に移された瞬間、東京駅や新大阪駅、名古屋駅のコンコースは異様な空気に包まれる。運行再開を待つ人々で通路は埋まり、周辺のビジネスホテルは一瞬で満室。タクシー乗り場には数百人の列ができる。
こうした現場で拍車をかけるのが、SNS上を駆け巡る根拠のない噂や古い運行情報だ。「○時から再開するらしい」「代替バスがすぐ出る」といった不確定な情報に飛びつき、状況をさらに悪化させるケースが後を絶たない。
災害時において頼るべきは、JR各社が提供する公式運行情報アプリと、駅の公式X(旧Twitter)アカウントのリアルタイム配信のみだ。2026年現在は、走行中の各編成の位置情報を10秒更新で確認できるライブマップが普及している。混雑する駅の掲示板を見上げるのではなく、手元で正確な一次情報をつかむことが、脱出への一番の近道となる。