一つの大型ねぶたが完成するまでには、およそ1年という歳月が費やされる。その制作を一手に担うのが「ねぶた師」と呼ばれる専門の職人たちだ。
館内の歴史・制作体験コーナーでは、針金で緻密な立体骨組みを作り上げ、そこに何千枚もの和紙を貼り、墨で線を描き、ろう引きを施した上で着色していく緻密な工程が分かりやすく展示されている。線の太さひとつで武者の喜怒哀楽を表現し、光の透け具合を緻密に計算する技はまさに圧巻の一言。2026年に向けて台頭する若手ねぶた師たちの新しい感性や、伝統を守りながらも現代的なテーマに挑む姿勢を知ることで、作品への愛着はさらに深まるはずだ。