観戦予定日の天気が雨予報となった際、最も切実な問題となるのが「屋根の下に収まるかどうか」です。カシマスタジアムの外観を見るとスタンド全周を覆う巨大な片持ち梁の屋根が目を引きますが、屋根がカバーしているのはスタジアム全体の一部に過ぎず、全席が雨をしのげるわけではありません。
公式発表資料や現地の構造設計データによると、2層スタンド(上層)は最前列の通路付近を除き、ほぼ全域が屋根の下に入ります。したがって、通常の雨であれば2層席を選んでおけば傘やレインコートなしでも快適に観戦を楽しむことが可能です。ただし、鹿嶋市は太平洋(鹿島灘)に隣接している地理的要因から、試合当日に強風を伴う雨天となった場合、2層の前から数列目(1〜3列目付近)には霧状の雨粒が吹き込む現象が確認されています。
注意を払うべきは1層スタンド(下層)の雨除け境界線です。1層席の真上には2層スタンドが庇(ひさし)のように張り出していますが、その庇が届く範囲は限定的です。現場での実測および現地サポーターの観測データに基づくと、濡れない確実なラインは「1層の20列目以降(最後方エリア)」となります。18〜19列目付近は風向き次第で濡れるかどうかの境界線(グレーゾーン)となり、1列目から17列目までは間違いなく雨ざらしの環境になります。雨天時に1層前列で観戦する場合は、周りの視界を妨げる傘の使用はスタジアムルールで禁止されているため、上下セパレート型のレインウェアやポンチョの着用が必須です。