同世代の男性にとって、今なお圧倒的な影響力を持ち続けるのが木村拓哉氏だ。彼が主演を務めた人気ドラマ『グランメゾン東京』で見せた衣装やスタイリングは、大人の男が無骨さと上品さを両立させるための格好のお手本となった。
作中やプライベートの彼に見られるスタイルの真髄は、チェックシャツや革ジャンといったヴィンテージ感のある着慣れた服を、現代的なサイジングでさらりと羽織る「きれいめカジュアル」の精神にある。野暮ったくなりやすいワークテイストの服であっても、足元に手入れの行き届いた上質なレザーブーツを合わせたり、襟元の見せ方にこだわることで、武骨さと大人の色気が同居する独自のスタイルへと昇華されるのだ。