産業用間仕切り市場は成熟しているが、停滞しているわけではない。
物流倉庫の自動化に伴い、ロボットやAGV(無人搬送車)に対応した製品が開発されている。センサーとの連携で、車両の接近を検知して自動で開閉する電動式カーテンも登場した。これは従来のスズランテープの概念を拡張するものだ。
スマート工場への対応も進む。IoTセンサーを組み込み、温度や湿度、通過回数をモニタリングできるカーテンが試験段階にある。データを収集し、空調効率や作業動線の最適化に活用する狙いだ。
海外市場への展開も活発だ。日本の物流品質や工場管理のノウハウは世界的に評価されており、スズランテープカーテンもその一部として輸出されている。アジアや中東の物流拠点で日本製カーテンが採用されるケースが増えている。
とはいえ、基本的な構造と機能は変わらない。シンプルで実用的。それがスズランテープカーテンの本質であり、強みでもある。