配信を行うライブチャットパフォーマーと、それを閲覧する視聴者とでは、直面する法的リスクの質が異なる。最も重いリスクを背負うのは当然パフォーマー側だ。露出行為そのものによる刑事罰に加え、得た報酬の未申告による脱税問題、さらには身元がネット上に晒されるデジタルタトゥーの被害など、人生を破滅させかねない社会的制裁が待ち受けている。
一方で、視聴者の側も完全に無傷とはいかない。現行法では、単に配信をリアルタイムで閲覧しているだけで即座に刑事罰の対象となるケースは極めて稀だ。しかし、以下のような行為を行えば一気に法的責任を問われることになる。
・配信画面をキャプチャ録画し、SNSや掲示板、ファイル共有ソフト等で再配布する行為(刑法175条違反)
・パフォーマーに対して違法な露出を執拗に強要する行為(強要罪や脅迫罪の教唆・幇助の可能性)
・画面録画データを用いて配信者を脅迫する行為(恐喝罪)
「見るだけなら絶対安全」という油断が、違法な二次利用や権利侵害への引き金を引く。