1992年、マサチューセッツ州ニューベリーポートに生まれたジョー・キーリー。デポール大学で演劇を本格的に学んだ後、彼はシカゴを拠点に活動を開始した。当初から俳優専業だったわけではない。地元のインディー・ロックバンドであるPost Animalのギタリスト兼ボーカリストとして、ライブハウスを巡る根っからのミュージシャンでもあった。
音楽現場で磨かれた即興性や独特のリズム感は、その後の演技キャリアにも色濃く反映されている。CM出演などの下積みを経て掴み取ったチャンスを足がかりに、彼は一気にハリウッド映画界へと駆け上がった。インディーズのDIY精神と、大規模プロダクションの要求に即座に応える柔軟性の同居。このハイブリッドなルーツこそが、彼を従来の若手スターの型にはまらない存在に仕立て上げている。