「香水のような香りのボディソープを使っているのに、すぐに匂いが飛んでしまう」「香りが強すぎて周りに迷惑をかけていないか不安」という声がネット上で散見されます。ここには、香りのメカニズムに関するいくつかの誤解が存在します。
第一の誤解は、「ゴシゴシ強く洗うほど香りが肌に残る」という思い込みです。実際には、ナイロンタオルなどで過度に皮膚を擦ると、肌のバリア機能である皮脂膜が破壊され、乾燥によって香気成分を保持する水分・油分バランスが崩れてしまいます。香りが残るボディソープのおすすめな使い方は、しっかりと泡立てた濃密な泡を手のひらで転がすように洗い、体温の高いデコルテや首筋に数秒間泡を乗せてから、ぬるま湯(38〜40℃)で優しく流すことです。
第二の盲点は、ボディソープ単体で丸一日の持続力を期待しすぎることです。ボディソープはあくまで洗浄剤であるため、皮膚に残る香気成分はトップからミドルノートが中心となります。夕方まで自然な香りをキープしたい場合は、同じブランドや同系統のホワイトムスク ホワイトティーの香りを持つ無香料または微香性のボディローションで保湿し、香りを「レイヤード(層状化)」させるのが美容の現場における鉄則です。